先輩の声

ママ・パパ看護師トークカフェ

ママ・パパ看護師トークカフェ

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ママ・パパ看護師トークカフェ

トークテーマ

子育てをしながら看護の現場で働くスタッフたちは、日々どんな工夫をしているのでしょうか?
今回は、異なる部署・働き方・家庭環境をもつ5名の看護職員が集まり、「家庭と仕事の両立」、「復帰後のサポート」などについて、率直に語り合いました。現役のママ・パパだからこそ感じる悩み、工夫、そして支え合いのかたち。
看護の仕事を続けながら、家庭とも向き合うリアルな声をぜひご覧ください。

参加メンバー

O.S

O.S

  • 看護師
A.R

A.R

  • 看護師
A.M

A.M

  • 助産師
T.S

T.S

  • 看護師
S.H

S.H

  • 看護師

ママ・パパ看護師トークカフェ目次

> TOPIC 01 育児と仕事の両立について > TOPIC 02 育児休業・復帰後の支援体制 > TOPIC 03 子どもが熱を出した時などの急な対応 > TOPIC 04 パートナーや家族からの協力 > TOPIC 05 パパ・ママ看護師の働き方の選択肢 > TOPIC 06 子育てを通じて看護に活きていること > TOPIC 07 家庭と仕事の両立で悩む求職者の方へメッセージ

TOPIC 01

育児と仕事の両立について

O.S

O.S

夜勤のない勤務や週4回の6時間勤務など、これまで勤務形態を工夫して家庭と仕事を両立してきました。ただ、子どもが増えるにつれて両立はやっぱり難しくなって…。いろいろ考えた結果、今は週3勤務という働き方が私にはちょうど良いと感じています。妹がよく子どもたちを見てくれたり、話を聞いてくれたりするので、日々助けられています。

A.M

A.M

お子さんが3人もいると、平日のお迎えや習い事の調整も大変じゃないですか?

O.S

O.S

そうなんです。かなり大変です。特に下の子が習い事を始めたばかりで、夕方の時間がすごく慌ただしくて…。家に帰ってからが本当の“勝負”という感じです(笑)。

T.S

T.S

わかります。家に帰る前に気合い入れますよね(笑)。我が家も3人になってから生活が一変しました。第3子誕生の際は育休をとって、家事や育児にしっかり関わる時間が取れたんですが、復帰後はまた妻に任せてしまう部分が多くて…。

S.H

S.H

T.Sさんは育休を取られていたんですね! 復帰後は、どうやってバランスを取られてるんですか?

T.S

T.S

今は、出勤前に子どもたちの朝の支度をしたり、保育園に送っていったりしています。夜勤があると、家族とずれる時間も多いので、その分日勤のときや休日に家事を分担して、できるだけ妻の負担を減らしたいと思って調整しています。

A.R

A.R

夜勤がある勤務だと、家庭の時間をどう取るか、本当に難しいですよね…。私も夜勤は月3回までにしてもらっているんですが、通勤に時間がかかる分、朝と夕方の育児時間を使ってようやくなんとか回っています。

A.M

A.M

30分遅れて出勤して、30分早く帰る時短の制度ですね。取得する時不安はありませんでしたか?

A.R

A.R

最初はかなり不安でした!でも、ペアのスタッフが快くサポートしてくださって。時間が限られるので、なるべく「自分にしかできない仕事」を意識して優先していますが、やっぱり周りの理解と協力あってこそだなと思います。

A.M

A.M

育児って、やっぱり家族で分担しないと厳しいですよね。でも、子育て中の職員が多い職場だからこそ、理解や配慮があってすごく助かっています。私も夫の勤務に合わせて夜勤のシフトを調整していただいていますし…。末っ子が保育所に入って間もない頃、環境の変化で給食を全然食べなくて困ったことがあったんです。そのときは、上司に相談したら、お昼の時間帯に授乳に行けるように調整してくださって…。本当にありがたかったです。

S.H

S.H

親になって実感しましたが、やっぱり完璧な両立は難しいですよね。特に急な残業が入ると家庭のほうが手薄になってしまって…。
だから最近は“質”を意識しています。短い時間でも絵本を読んだり、しっかり向き合える時間を大切にしています。

T.S

T.S

うちも最近、寝る前の勉強時間を“子どもと向き合う触れ合いの時間”にしています。話しかけながら勉強すると、意外と子どもの考えてることが分かるんですよ。

A.M

A.M

いいですね!私も、子どもとの時間が減ってしまう分、スキンシップとか目線を合わせることを意識してます。でも、日によってうまくいかないときもありますけどね(笑)。

O.S

O.S

全部を完璧にするのは無理でも、自分に合ったやり方を見つけることが、続けていく鍵だなと感じます。

TOPIC 02

育児休業・復帰後の支援体制

A.M

A.M

私は復帰前に看護部の個別面談の時に、家庭の状況や希望勤務時間を丁寧に聞いてもらえたんです。そのおかげで、復帰後の生活を家族と一緒にイメージできて、安心して職場に戻れました。

S.H

S.H

僕も復帰前に上司と話す機会があって、部署異動なしで復帰できました。育休も2回取りましたが、職場の理解があったおかげでスムーズに取得できました。

T.S

T.S

S.Hさんは分割で育休を取られたんですよね?

S.H

S.H

第一子のときは2カ月半、第二子のときは2カ月。どちらも分けて取りました。周りに相談しやすい雰囲気があったので助かりましたけど、制度があっても活用しやすいかどうかは、職場の雰囲気次第だなとも感じましたね。

A.R

A.R

うちも共働きで、祖父母の手助けも平日は期待できないのですが、復帰面談で育児時間の確保についてしっかり相談できました。今は出勤時間を30分遅らせてもらっていて、朝の送りもなんとかこなせています。

O.S

O.S

時間調整ができるのは、本当にありがたいですよね。私は正直、フルタイム勤務が難しくなって、一度は辞めることも考えました。でも、復帰前に「どうしたら続けられるか」を一緒に考えてもらいました。

S.H

S.H

今は週何回の勤務ですか?

O.S

O.S

結果的に週3のパート勤務に変えてもらいました。勤務形態が今の自分の生活に合っているのを実感する毎日で、あの時相談してよかったなと心から思いますね。

A.M

A.M

理解ある職場で本当に助かりますよね。うちの病棟も短時間勤務の方が多くて、退勤時間になると「もう上がっていいですよ」と声をかけ合う文化が自然とできているのがありがたくて。

T.S

T.S

今年度中に、2回目の産後パパ育休を取る予定なんですが、上司に相談したら快く承諾してもらえて、ありがたかったです。

A.M

A.M

分割して取られるんですか!?

T.S

T.S

そうなんです。2度目のパパ育休を取得します!理解のある職場で本当にありがたいです…。

S.H

S.H

そういう体験をすると、「次は自分が支える番だな」と思いますよね。僕も、後輩たちが遠慮なく制度を使えるような雰囲気づくりを意識しています。

TOPIC 03

子どもが熱を出した時などの急な対応

T.S

T.S

うちも3人目が生まれてから、急な体調不良のときはなかなか大変で…。基本的には妻が対応してくれているんですが、どうしても無理なときは私が休みをいただくこともあります。

S.H

S.H

うちも共働きなので、事前に「この日はどっちが対応できそうか」ってシミュレーションするようにしてます。急に熱が出たって連絡が来ると、やっぱりバタバタするので…。でも、職場に子育て中の人が多いから、「お互いさま」って空気があって助かってます。

O.S

O.S

私の場合は、緊急連絡先が私の番号なので、まずは私が連絡を受けて、状況を見て妹や主人にすぐ相談します。こどもが3人いると誰かが風邪をひくことも多くて…。

A.M

A.M

私も末っ子がなかなか体調が安定しなかった時期があって、何日も続けて休まなきゃいけないこともありました。でも病棟のスタッフみんなが「何とかするから大丈夫」って言ってくれて…。あの時の支えがなかったら続けられてなかったかもしれません。

A.R

A.R

病棟が忙しいときにお休みをいただくのはすごく申し訳ないなと思いつつ…でも、看護師長さんやスタッフの方がすぐに調整してくださるので、本当にありがたいです。祖父母に頼れない平日は、特にそのサポートに助けられています。

TOPIC 04

パートナーや家族からの協力

A.M

A.M

個人的に夜勤明けは特に体力的なつらさを感じることが多いんですが、うちは夫が保育所の送りを代わってくれることもありますし、実家の両親がロング日勤の日に夕飯を差し入れてくれたりして。そういうちょっとした助けがあるだけで、子どもとの時間にちゃんと気持ちを向けられる気がします。

O.S

O.S

ご両親が食事まで届けてくださるなんていいですね!
ちなみに、A.Mさんのご家庭では、どうやって家事の分担を決めていますか?

A.M

A.M

基本的には家事は私が多めですが、夫も夜勤の時には夕方の迎えや食事の準備をしてくれますよ!
うちはわりと自然に、できる方がやるスタイルになってますね。

O.S

O.S

うちも似たような感じです。私は妹と実家が近いので、何かあったときはすぐ頼れます。夫は平日は忙しいんですが、夜の時間が取れるときは子どもと本気で遊んでくれるので、その間に私は一気に家事を終わらせてます(笑)。

A.R

A.R

O.Sさんのところは通勤時間もそこまで長くないですか?

O.S

O.S

職場も保育園も近い方だと思います。A.Rさんは確か通勤が長めでしたよね?

A.R

A.R

はい、片道1時間近くかかるので、夕方の迎えはいつもギリギリです…。今はファミリーサポートの利用も検討中なんですが、夫が平日休みのことが多いので、病院の付き添いや習い事の送迎は夫に任せています。夜勤のときは夕飯も作ってくれますし。

T.S

T.S

ご主人、すごい頼りになりますね! 僕も見習いたいです…。ただ現実は、復帰してから家事育児の大部分を妻に任せてしまっていて、平日の保育園の送り迎えや食事は、なかなか手が回らなくて。

S.H

S.H

でも、休日や空いた時間には関わっておられるんですよね?

T.S

T.S

はい、なるべく土日に子どもと遊ぶようにしていますし、両親や兄弟にもたまに手伝ってもらっています。実家がすごく近いわけじゃないので頻繁には頼れないんですが、それでも来てもらえるだけで気持ちが楽になりますね。

S.H

S.H

わかります。うちも夫婦で夜勤がかぶることがあるので、「完璧を目指さない」「できるほうがやる」を合言葉にしています。あと、日ごろから夫婦でスケジュールを共有して「この日はどっちが動けるか」って話し合っておくのも、いざという時に慌てないコツですかね。

TOPIC 05

パパ・ママ看護師の働き方の選択肢

S.H

S.H

今の職場では、子育て中の看護師さんに対していろいろな働き方が用意されていると思います。たとえば育児時間勤務や時短勤務、夜勤免除といった制度ですね。パート勤務や外来配属など、勤務時間を調整しやすい形もありますし、時間単位の有休や子の看護休暇なども活用されていて、柔軟な働き方が選べる環境だと感じます。

A.R

A.R

私が実際に選んでいるのは、勤務前後30分ずつの育児時間を取る勤務スタイルです。日勤は9時から16時45分、夜勤は月に3回程度こなしています。ほかにも、週3日・日勤のみ・土日祝休みの短時間勤務の方や、9時~14時の週5日勤務を選んでいる方もいますね。復帰前にそうした働き方を把握できていたので、安心して戻ってくることができました。

O.S

O.S

私は今、週3日のパート勤務なんですが、ここにたどり着くまでは何度も悩みました。家事・育児、そして夫のサポートもある中で、どうすれば看護師の仕事を続けられるか…。結果的に今の働き方に落ち着いたんですが、これからも生活に合わせて柔軟に変えていけたらと思っています。

A.M

A.M

皆さんのお話を聞いていて、本当に10年前とは変わったなと感じます。私が第2子の育児休業から復職したときも短時間勤務を利用していたんですが、当時はまだ制度を使っている人がほとんどいなくて…。なんとなく肩身が狭いように感じてしまうこともあったんです。

S.H

S.H

今じゃあまり考えられないですね〜。

A.M

A.M

いい変化です。今は、本当にいろんな働き方のスタッフがいて、制度を使うのが特別ではなくなった気がしますね。女性だけでなく、男性も育休を当たり前に取得できるくらいですしね。それこそ、T.Sさんはどんな働き方ですか?

T.S

T.S

僕は今フルタイムで夜勤もしていますけど、妻が時短勤務や夜勤免除を使ってくれていて。夫婦ともに夜勤を入れるという選択はしていません。家庭のバランスって大事だなと感じます。

A.M

A.M

ご夫婦でどう働くかも相談されてるんですね。ちなみに、男性で時短勤務を使ってる方っていらっしゃいますか?

T.S

T.S

いらっしゃいますよ! 男女問わず制度を使えるのはこの職場のいいところですね。病児対応のための休暇制度もありますし、家庭の事情に合わせて働き方を選べるのは本当にありがたいです。

TOPIC 06

子育てを通じて看護に活きていること

A.R

A.R

NICUで勤務していることもあって、親御さんへの育児指導をする際に、自分自身の子育て経験がとても役立っていると感じますね。育児の大変さや不安を実感しているからこそ、気持ちに寄り添ってお話しできるようになった気がします。成人看護でも、親や家族としての視点で患者さんに接することができるようになってきたと思います。

A.M

A.M

私は助産師として、妊娠・出産・育児の経験を通して、患者さんとの距離がぐっと縮まった感覚があります。言葉の選び方も変わりました。相手にとってわかりやすく、無理のない表現を選ぶようになったかなと。

T.S

T.S

子どもに話すときって、難しい言葉を使っても伝わらないから、自然と噛み砕くようになりますよね。それが患者さんやご家族に説明する時にも活きていて、もっと伝わる言い方はないかと考えるようになりました。

S.H

S.H

子どもとコミュニケーションで学べることは多いですよね。“待つ”姿勢とか、“受け止める”っていう余裕もそうですし。多重課題の整理や相手の立場に立って考える姿勢とか。

T.S

T.S

あと、小さな変化に敏感になることとか…。色々ありますよね(笑)。

A.R

A.R

O.Sさんはそれこそ小児科勤務なので、育児の経験はそのまま活きるんじゃないですか?

O.S

O.S

そうですね〜。プライベートでの子どもとの関わり方はかなり応用できていると思います。子どもって、思い通りにならないことばかりだけど、ちょっと声のかけ方を変えるだけで反応がガラッと変わったりして。その発見が、今の仕事にもそのまま役立ってますね。

TOPIC 07

家庭と仕事の両立で悩む求職者の方へメッセージ

A.R

A.R

1人目の育児休業からの復帰は、何もかもが初めてで本当に不安でした。実際、復帰した初日に体調を崩してしまって、いきなり翌日はお休みをいただくというバタバタなスタートでしたが、職場の方や家族の支えがあったからこそ、乗り越えることができました。
2人目のときは、夜勤を続けられるのか悩みましたが、周りには子育てしながら夜勤にも挑戦している仲間がたくさんいて、その姿に背中を押されました。
今は勤務形態も選べるので、自分のライフスタイルに合わせた働き方ができると思いますし、何より仲間の存在が本当に心強いです。無理のない一歩から始めてみてほしいです。

T.S

T.S

家庭と仕事の両立は決して簡単じゃありませんよね。疲れ果てて何もしたくない日もありますし。でも、そんなときに私を支えてくれるのは、私の場合家族の存在です。
保育園のお迎えで「おかえり!」と笑顔で走ってくる子どもたち、妻との何気ない会話――それが明日も頑張ろうって思わせてくれます。
「お互いさま」の風土がある職場なので、制度も気兼ねなく使えますし、人に頼ることも大事だと思います。

A.M

A.M

私もT.Sさんと同じです。子どものお出迎え、パワーをもらえますよね。
復帰直後や連勤のときなど、本当にしんどくて「もう無理かも…」と思う日もありましたが「ママおかえり」って笑顔で出迎えてくれると、それだけで涙が出そうになるくらい救われます。
頑張れる理由は人それぞれだと思いますが、自分にとっての“力の源”を見つけておくと、心の支えになります。
そして、無理せずに制度を利用して、人に頼ることをためらわないでほしいなと思います。両立って一人じゃできませんから、一緒に支え合っていきましょう。

A.R

A.R

「子育てしながら苦なく働いているよ!」とは言えませんけど、バックアップしてくれる制度も人もいるので安心はしてくださいね、と伝えたいですね。

O.S

O.S

あとは、有給も取得しやすい環境でもあるので、少しでも笑って過ごせる時間を意識的に作って、自分なりにストレス発散しながら上手く調整していくことも大事ですね。看護師の仕事も、長く続けていくためには“細くてもいいから途切れないこと”が大切だと思います。

S.H

S.H

職場には制度や理解が整っていて、相談もしやすい雰囲気がありますし。
いろんな想定外が起きるのが子育てだと思うので、周囲を頼ったり、制度に助けてもらったりしながら、無理せず、自分らしいペースで歩んでいってほしいです。