働く中で興味を抱いた緩和ケア。
決意を胸に大学院進学へ。
看護師
F.M
先輩の声
看護師
F.M
出雲出身であるため、将来は地元に戻り、何かしらの形で貢献できればと考えていました。
島根大学医学部附属病院は、県内で唯一の特定機能病院であり、診療科も多岐にわたります。
さまざまな治療を必要とする患者さんとの出会いがあること、医療設備の整った環境で経験を積めること、そして「地域に根ざした医療」を掲げている点に魅力を感じ、「ここで成長したい」と思い、当院を選択しました。
また、インターンシップでは、実際に働いておられる先輩方の姿を拝見し、職場の雰囲気の良さや、自分に合っていると感じたことが、最終的な決め手となりました。
高校生のとき、病院で祖父を亡くしました。
さまざまな医療機器につながれている祖父の姿を見て、普段の様子との違いに戸惑いと怖さを感じたことを今でも覚えています。
そのとき、看護師である伯母が祖父に寄り添い、私たち家族を支えてくれている姿を見て、私も将来、家族を支えられるような存在になりたいと思い、医療職を目指すことにしました。
数ある医療職の中でどの職種を選ぶか迷っていたとき、もともと人の相談を受けたり話を聞いたりすることが好きだったことや、友人や高校の先生から「看護師に向いている」と勧められたことが後押しとなり、看護師の道を志すようになりました。
「関わるすべての方の支えになれる看護師」を目指して、日々努力を重ねています。
私は現在、緩和ケア病棟に勤務し、がん患者さんやそのご家族と関わらせていただいています。
痛みや息苦しさといった身体的なつらさだけでなく、先行きの見えない不安や、少しずつできていたことができなくなる無力感など、心のつらさを抱えておられる方も多く、どのように関わらせていただくのがよいのか、日々模索しています。
そのような中でも、患者さんの笑顔を見ることができたときや、他愛もない会話で盛り上がれたとき、できなくなることが増えていく中でも何かひとつ楽しいこと・嬉しいこと・できることが見つかったとき、「家に帰りたい」といった患者さんの希望を叶えるお手伝いができたときには、看護師としてのやりがいを強く感じます。
新人の頃から、キャリアラダーに沿った研修が用意されています。
普段は自部署のスタッフとの関わりが中心になりますが、研修に参加することで、他部署のスタッフと交流する機会を持つことができます。
自部署では経験できないことや、知らなかったことを共有することができ、視野を広げる良いきっかけになっています。
また、日々は患者さんとの関わりに一生懸命で、ゆっくりと自分の看護を振り返る時間を持つことが難しいこともあります。
キャリアラダーに沿った研修は、そうした日々の看護や自分自身の看護観を、あらためて立ち止まって見つめ直す機会にもなり、成長につながっていると感じています。
私は働く中で、「がん看護」や「緩和ケア」に関心を持ち、より深く学びを深めたいという思いから、大学院への進学を希望しました。
島根大学医学部が併設されていることもあり、大学院への進学に対するサポートが得やすい環境であると感じています。
仕事の中で直面した困りごとや、モヤモヤした気持ちについて、大学院の仲間や先生方とディスカッションすることで、新たな視点を得られましたし、それまで実践してきた看護を論理的に捉え、言語化する力も養うことができたと思います。
また、学部の長期履修制度などを活用することで、仕事と両立しながら無理なく学び続けられたことも、大きな支えになりました。
さまざまな疾患と向き合いながら生活されている患者さんやご家族と関わらせていただいています。
看護を行う中で、患者さんやご家族が置かれている状況やつらさ、その思いに触れ、自分の力の及ばなさに無力感を覚え、苦しくなった経験も多くあります。
それでも、治療に向き合い頑張っておられる姿を間近で見たり、そばで支えることができたり、患者さんやご家族の笑顔を見ることができたときには、それまでの関わりが自分の糧となり、「もっと頑張ろう」と気持ちを奮い立たせることができています。
また、周囲のスタッフも温かく、共に働く中でやりがいを感じる場面も多くあります。
本当に素敵なご縁に恵まれていると日々感じています。
いつか、皆さんともご一緒に働ける日を楽しみにしています。